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調子の良くなる街、銚子!
2017.05.11お久しぶりです、COCOLONE株式会社・クリエイティブ部デザイナーの酒匂です。
最近私、ちょうしずいておりまして…
って”調子づいて”じゃねーの? と、思われるかもしれませんが
その”ちょうし”ではなくて、この→「銚子」なんですね。
「銚子好いている」ので「ちょうしずいている」という事なのです!
では、その「銚子」とは…
関東地方の東部、千葉県の北東部にある市。全国屈指の漁港の町でもある。
「ほととぎす 銚子は国の とっぱずれ」という句があるように、太平洋に突き出た国のとっぱずれである。
どんな逆境にも絶対にあきらめることなく奮闘を続ける鉄道会社「銚子電鉄」が販売している「奇跡のぬれ煎餅」が名物。
銚子のシンボル的存在の「犬吠埼灯台」は、日本で一番早く初日の出を見ることができるスポットとしても有名。(山頂・離島を除く)
そんな銚子に、ワケありましてここのところちょくちょくと行っており
行けば行く程、知れば知る程、面白い!街がこの「銚子」なんですねぇ。
銚子は、水揚量日本一を誇る銚子魚港がある街としても有名なのですが、実はその魚料理に合う
”醤油”の街としても有名です。
銚子沿岸沿いには黒潮が流れ、温暖で湿度が高く、麹菌や微生物の働きが活発になり
醤油を造るのには最適の地。との事で、古くから醤油の街として発展してきた街なのです。
そんな銚子には「ヒゲタ醤油」「ヤマサ醤油」と、大きな醤油工場が2つありまして、
どちらも工場見学が可能です。生産ラインを見学するだけでなく、それぞれシアターや資料館などで
醤油生産による銚子の街の発展の歴史なども知る事が出来ます。
銚子観光のスタートとしてオススメのスポットです。
●ヒゲタ醤油 工場見学
⇒http://www.higeta.co.jp/kodawari/museum/index.html
●ヤマサ醤油 工場見学
⇒https://www.yamasa.com/enjoy/factory-visit/
(もちろん、どちらも無料で見学が出来ます)
さて、銚子に2大醤油ブランドの生産拠点があるという事を知ってしまうと、つい思ってしまうのが
「地元の方は、どっちの醤油を推しているんだろう??」
という事なのですが、この事を地元の方に伺うと
「ヤマサ・ヒゲタ、それぞれに特徴があるので、料理によって使い分けるべし」 との事。
なるほどー。つい、どっちが良いのか?という発想をしてしまう自分が情けない。
実際、銚子の料理店や居酒屋などにはヤマサ・ヒゲタ、どちらの醤油も置いてあり
「新鮮な刺身にはコッチ」「炙りものにはコッチ」みたいな使い分けをしているんだそうです。
そんな事を地元の方から伺うと、急にその「醤油の味わい」に意識が向いて
それぞれの醤油を味比べしてみたりして(ちなみに、醤油工場の見学をすると、お土産として醤油1本無料で頂けます)
「確かに、違う! コッチの方がこの食材の良さをより引き出す味付けになっている!」…となるんですね。
…といったように、醤油の街の地元の方から話しを聞き、醤油の味の豊かさを知る。
そして、地元の方達はその豊かさを知っていて、食事の味わいのひとつを日頃から楽しんでいるのです。
こういう所に足を伸ばすと、「豊かさ」とはなにか。という事を良く思うんですよねぇ。
という事で、高田馬場・早稲田・目白を中心とした地元メディアである「ジモア」でも、
その地元が持つ面白さを発信していければ。と思っております。